感性を養うデザインの仕事

感性を養うデザインの仕事

感性を養うデザインの仕事

感覚的かつ論理的なデザイン

デザインは、視覚的な感覚と論理的思考の両方必要になります。感覚的なものというのは、かっこいい、きれい、面白い感じることです。
これは、デザイナーの主観であって、全ての人が同意してくれるわけではありません。しかし、感覚的な部分こそが個性を表すため、その部分がなかったら仕事として依頼する基準が無くなってしまいます。
ただ、何故そのようなデザインにするのかを説明できず、単にかっこいいからとか、きれいだから、面白いからという理由では、クライアントを納得することができないでしょう。

エンドユーザーにとっても、論理的なレイアウトや機能性が重視されていなければ、使い勝手が悪くなってしまいます。
従って、デザイナーには、クリエイティブなセンスだけではなく、論理的思考ができることも望まれます。

アートとデザインの違い

アートとデザインはどのように違うのでしょうか。アートには意味や理由は必要なく、作品を絶賛する人も酷評する人もその人の主観に過ぎませんし、作る人も必ずしも誰かのために作品を創造しているとは限りません。
結局は作品を制作した本人が納得いくものができれば、それはどんな手法であれアートなのです。一方、デザインは美しさや面白さだけではなく、意味や理由があってこそ創造するもので、作品に対して感覚的な主観だけではなく意味があるものかどうかが評価されますし、基本的に対価を払ってくれる人や必要とする人がいてこそ成立するものです。

作品を制作する人ではなく、必要とする人が納得いくものを作らないといけません。意図や意味が全く違うのです。

デザインを仕事にする

デザイナー志望の人は、どうしても自分のセンスで仕事を進めようとしてしまう傾向がありますが、長年経験を積んでいくと、クライアントがどのようなデザインを望んでいるのか、自分ならどうするかが自ずと理解できるようになってくるのだといいます。
専門学校や美術系の大学を卒業して、事務所や企業などに就職したばかりの人は、クライアントの意向というものがなかなか理解できないため、自分のセンスが否定されているかのように思いこみ、悩んでしまう人が多いといわれています。

しかし、彼らはまだ自分の可能性を決め付けるのは早すぎます。デザインを仕事にするには、センスの良し悪しよりも、人の話を聞き、自分のアイディアで表現することができるようになることです。
そのためには謙虚さと粘り強さが大切です。